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昇降機の豆知識
小型電動リフト(ブルーリフト)や電動ウインチなどの取扱い注意事項を確認していると「この商品の負荷時間率は、○○%ED以内でご使用ください。」という一文を見かけることがあります。
では、この「負荷時間率」とは何でしょうか?
目次
負荷時間率とは、モーターの「運転時間(負荷時間)」の割合を百分率(パーセント)で表したものです。モーターの温度上昇による焼損を防止するために用います。
もう少し分かりやすく説明すると、「通電時間」と「停止時間」の合計時間を”1サイクル”としたとき、その1サイクル中の「通電時間」の割合が負荷時間率となります。
※負荷時間率は、「%ED」という記号で示すことができます。%EDは、ドイツのVDE規格にある「Einschalt Dauer(仕事率時間)」の頭文字を取ったものです。
負荷時間率(%ED)の計算方法は、次のとおりです。
例えば、通電時間が20秒、停止時間が80秒のとき、負荷時間率は次のように計算できます。
負荷時間率は、20%EDです。
1、負荷時間率が100%ED
連続運転が可能(停止時間が必要ない)。
2、負荷時間率が50%ED
1分の運転をしたら、1分の停止が必要。
3、負荷時間率が40%EDの電動リフトを、100秒運転するときに、必要な停止時間。
停止時間を「t」として計算すると
負荷時間率 = 40 = 100 ÷ (100 + t) × 100
t = 150
つまり、100秒運転したとき、150秒の停止時間が必要となる。