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昇降機の豆知識
目次
可燃性物質を取扱う工場や事業場において、大気中に放出・漏洩した可燃性ガス・蒸気と空気が混合して爆発の危険のある濃度に達するおそれのある箇所を、「危険場所」と呼びます。
可燃性ガス・蒸気を取扱う工場・事業場の例として次のような所があげられます。
危険場所は、爆発性雰囲気の存在する時間と頻度に応じて、次の3つの区分に分類します。
爆発性雰囲気って?
可燃性ガスや爆発性ガスが空気と混合した状態のこと。
分類する目的は、危険場所の危険性の度合いに応じて、防爆電気設備の経済性などを考慮して、最も適正な防爆電気設備(特に防爆電気機器)を選定使用するためです。
なお危険場所は、2008年10月1日より法的にも同様に、<>内記載の3つの各危険箇所に区分されるようになりました。
ゾーン0とは、爆発性雰囲気が、通常の状態において連続して又は長時間にわたって、もしくは頻繁に存在する場所をいいます。
API RP505(米国石油学会)では、爆発性雰囲気の生成時間が年間1000時間を超える場合を、ゾーン0とする目安を示しています。
ゾーン0となりやすい場所の例としては、容器内の引火性液体の液面付近があります。
容器って?
電気機器などにおいて、その露出や感電する危険性のある部分を取り囲んでいる外枠。
ゾーン1とは、通常の状態において、爆発性雰囲気をしばしば生成する可能性がある場所をいいます。
API RP505(米国石油学会)では、爆発性雰囲気の生成時間が年間1000時間から10時間の場合を、ゾーン1とする目安を示しています。
ゾーン1の場所の例としては以下が挙げられます。
ゾーン2とは、通常の状態において、爆発性雰囲気を生成する可能性が小さく、また生成した場合でも短時間しか持続しない場所をいいます。
API RP505(米国石油学会)では、爆発性雰囲気の生成時間が年間10時間から1時間の場合をゾーン2とする目安を示しています。
ゾーン2となりやすい場所の例としては、次が挙げられます。
危険場所の区分に応じ、使用できる防爆構造も異なります。エレベーター部品も危険場所の区分によって選ばれます。