エレベーターのガイドシューの種類

エレベーターのガイドシューとは、カゴをガイドレールに沿って案内するための機器です。

この機器は、「スライディングガイドシュー」と「ローラーガイド」に分類できます。

では、この2つの機器の違いは何でしょうか?

このページでは、スライディングガイドシューとローラーガイドの違いについて解説します。

guideshoe-type-structure

▲エレベーターの構造

スライディングガイドシュー

スライディングガイドシュー(Sliding guide shoe)は、コの字型をした摺動式(しゅどうしき)のガイドシューです。摺動とは、滑らせて動かすという意味。

つまり、ガイドレールの上を滑らせて動かす種類のガイドシューです。価格が安いメリットがあります。

スライディングガイドシュー

滑りをよくする(摩擦を抑える)ためには、ガイドレールにグリス(潤滑オイル)を塗ります。

ローラーガイド

ローラーガイド(Roller Guide)は、ガイドレールの上をローラーで動かす種類のガイドシューです。

ローラーで動くため、振動が少なく、音も静かです。また、種類によっては、グリスも必要ありません。

高層ビルに設置されている”高速エレベーター”を中心に採用されており、実際に、東京スカイツリー、あべのハルカス、TAIPEI101のエレベーターで導入されています。

guideshoe-type-rollerguides

法令

エレベーターのガイドシュー関連の法令については、平成20年12月19日国土交通省告示第1494号「滑節構造とした接合部が地震その他の震動によって外れるおそれがない構造方法を定める件」で定められています。

建築基準法施行令(昭和二十五年政令第三百三十八号)第百二十九条の四第三項第三号の規定に基づき、滑節構造とした接合部が地震その他の震動によって外れるおそれがない構造方法を次のように定める。

滑節構造とした接合部が地震その他の震動によって外れるおそれがない構造方法は、次に定めるものとする。
接合部は、かご及び釣合おもり(釣合おもりを設けないエレベーターにあっては、かご)に設けるガイドシュー、ガイドローラーその他これに類するもの(以下「ガイドシュー等」という。)と昇降路(昇降路を設けないエレベーターにあっては、壁又は床)に設けるガイドレールが接合し、かつ、ガイドシュー等が可動するものとすること。
かごを主索で吊るエレベーター及び油圧エレベーターにあっては、接合部は、次のイ又はロのいつずれかに適合するものとすること。
ガイドシュー等とガイドレールが嵌合するものであること。
ガイドレールは、その設置面に対して垂直方向にガイドシュー等と接する部分が、地震力によって生じると想定されるガイドレールのたわみよりも十ミリメートル以上長いものであること。
かごを主索で吊るエレベーター及び油圧エレベーター以外のエレベーターにあっては、接合部は、 地震その他の震動による衝撃により外れるおそれがないよう必要な措置を講じたものであること。

嵌合(かんごう)とは、”はめ合わせる”という意味です。嵌合することで、地震や振動が発生してたときに、ガイドシューがガイドレールから外れない構造になります。

guideshoe-type

▲ガイドシューとガイドレールを嵌合したときの例

Pocket

当サイトの運営会社

アイニチは、荷物用・家庭用の昇降機・エレベーターを扱っている創業昭和29年の会社です。

簡易リフト、荷物用エレベーター、小荷物専用昇降機(ダムウェーター)、いす式階段昇降機、ホームエレベーター等の新設・リニューアル・メンテナンスをご検討中の方はお気軽にご相談ください。

昇降機の専門スタッフがお客様をサポート致します。

人気の記事

アーカイブ