人が乗るエレベーターには、かごをワイヤーロープで昇降させる「ロープ式」、かごを油圧で昇降させる「油圧式」などがありますが、実は、”水圧式”のエレベーターもあります。
水圧式エレベーターとは、その名の通り、かごを水圧で昇降させるエレベーターです。
油圧式エレベーターでは、作動液が”油”ですが、水圧式エレベーターは、作動液が”水”です。
※具体的には、主に”水・グリコール”が使用されています。
水圧式エレベーターにすることで、油圧式エレベーター特有の臭いや引火・燃焼の心配がなくなり、消防法で定める危険物に該当しないという大きなメリットがあります。
これにより、機械室や消防設備の設置が不要になります。