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大阪(本社)
昇降機の豆知識
エレベーターは様々な場所や環境で利用されており、私たちの現代の生活において欠かせない存在となりました。
エレベータ―にもいくつか種類があり、それぞれの用途に合わせた特性やメリットがあります。
本記事では、自身のニーズに合ったエレベーターを選ぶ際に役立つ情報を提供します。
住宅、ホテル、病院、工場などそれぞれの環境でどのように利用されているかをご紹介していきます。
目次
使用エレベーター | ・乗用エレベーター【取扱中】 ・荷物用エレベーター【取扱中】 |
「乗用エレベーター」:お客様のショッピングに必要な移動をスムーズに行うために利用
「荷物用エレベーター」:施設側が物品や荷物を搬入運搬するために利用
乗用エレベーターは商業施設において最も一般的なエレベーターの種類です。
乗用エレベーターは、人々を建物内の異なる階層に移動させるために使用されます。
多くの方が効率よく乗り降りできるように、多方向から一斉に乗り降りするのに適した中央開きのドアが採用されています。
商業施設では人の流れが多いため、安全かつ快適に乗り降りできる設備としても活躍しています。
広い間口や、複数個所に行先ボタンを設置することでお客様のニーズに応えることができます。
また商業施設では、高齢者や身体障害者、車椅子利用者など、移動に制約のある人々も利用することがあります。
そのため乗用エレベーターは、バリアフリーアクセスを提供するためにも重要な役割を果たしています。
荷物用エレベーターは、商業施設で物品や荷物を運搬するために使用されます。
通常のエレベーターよりも大きな容量を持ち、荷物の重量に対応するための強力な構造を備えています。
商業施設では、エレベーターを貨物の運搬に活用しており、商品や物資の効率的な運搬は非常に重要な要素です。
商品の補充や在庫の管理、建物内のさまざまなフロア間での物資の移動などに使用されます。
使用エレベーター | ・住宅用エレベーター【取扱中】 ・いす式昇降機【取扱中】 |
「住宅用エレベーター」:上下階の移動や重い荷物の運搬による負担を軽減するために利用
「いす式昇降機」:身体が不自由な方でも高い安全性を確保しながら身体への負担を軽減し階段移動をするために利用
住宅用エレベーターは家族や訪問者が階を移動する際に利用され、快適な生活空間を提供するための要素としても重要です。
また重い荷物や大きな買い物袋を階段を使わずに簡単に運ぶためにも利用されます。
これは単に身体への負担を軽減するだけでなく、階段からの転落を防止するリスクヘッジにも役立ちます。
いす式昇降機は高齢者や身体障害者などの身体に制限のある人々が、階段を使用せずに建物内の異なる階層に移動するのに利用します。
動かすには、ボタンを押すだけ、レバーを倒すだけといった簡単な操作で、誰でもすぐに利用することできます。
上下階の移動が困難だった方でも自由に家の各階を行き来することができるようになり日常生活の質が向上します。
使用エレベーター | ・寝台用エレベーター【現在お取扱中止】 ・小型エレベーター【取扱中】 |
「寝台用エレベーター」:ベッドや担架(ストレッチャー)に乗せた患者の輸送を目的として利用
「小型エレベーター」:高齢者の安全面や快適性を考慮したバリアフリー化を目的として利用
医療施設では、ベッドやストレッチャーに乗せた患者の輸送が頻繁に行われます。
寝台用エレベーターを利用することにより、患者を病棟や手術室、検査室などの異なるフロアに効率的かつ快適に移動させることができます。
病院やリハビリテーションセンターなどの大規模な施設では、見舞客や外来患者が乗り込むこともあるため、乗用エレベーターの併設が原則とされています。
また法規上の取扱は乗用エレベーターより緩和されていますが、建築基準法施行令第129条の3によりベッドやストレッチャーを日常的に使用する建物以外への設置は禁じられています。
現在高齢化社会に伴い、老人ホームやグループホームなどの福祉施設が増加傾向にあります。
そのような高齢者が集まる場所での階層移動には、利用者の身体的負担や危険性が潜んでいます。
ある程度特定された方が使用し、使用頻度も限られている施設であれば小型エレベーターを設置することが出来ます。
一般のビル用のエレベーターとは違い、規制条件も緩和されており導入しやすい特徴があります。
使用エレベーター | ・乗用エレベーター【取扱中】 ・小荷物専用昇降機【取扱中】 |
「乗用エレベーター」:ホテルや公共施設において、人や貨物の階層移動をするために利用
「小荷物専用昇降機」:小荷物や重い荷物など幅広い貨物を運搬するために利用
ホテルや公共施設は、様々な人々が利用する場所であるためアクセシビリティの向上が求められます。
乗用エレベーターは利用者の建物内の階層移動を容易にします。
またバリアフリーの設計や視覚・聴覚支援機能を備えたエレベーターは、利用者の利便性と快適性をさらに向上させます。
さらに非常事態が発生した場合にはエレベーターは避難手段として使用されることがあります。
ホテルや公共施設のエレベーターは、緊急時に安全かつ迅速な避難を支援するよう設計されています。
ホテルや公共施設では、ゲストや利用者が階層を移動するためにエレベーターを利用します。
大型施設では、多くの人々を同時に輸送できるように、高速かつ効率的なエレベーターシステムが求められます。
またスタッフ側としても、食品や荷物、清掃用具などの貨物を階層間で移動させるために利用します。
小荷物はテーブルタイプ、重い荷物はフロアタイプの小荷物専用昇降機を利用します。
使用エレベーター | ・荷物用エレベーター【取扱中】 |
「荷物用エレベーター」:工場や倉庫内での運搬作業の効率化に利用
工場や倉庫では、大量の部品や製品を運搬することがあります。
荷物用エレベーターを利用することで、重い荷物や大型のパレットを各階層間に簡単かつ素早く輸送させることができます。
そのため人力で輸送することによる怪我や製品の破損リスクを防止できます。
また荷物用エレベーターは運転者も同時に搭乗することが可能になっており荷物と一緒に移動することもできます。
荷物用エレベーターは工場や倉庫内での運搬作業の効率化に重要な役割を果たします。
例えば、製品の仕分けや配送準備のために、荷物用エレベーターを使用して異なる階層間に輸送します。
これは生産性にも直結し、荷物用エレベーターがあることで生産性と効率化の向上が期待されます。
使用エレベーター | ・船舶用エレベーター【現在お取扱中止】 |
「船舶用エレベーター」:乗客が安全かつ迅速に移動するために利用
船舶には多くのデッキや階層があるため、乗客が安全かつ迅速に移動するために船舶用エレベーターが利用されます。
また高齢者や身体障害者などの人々でも船舶内を容易に移動できるようにするため、アクセシビリティにも考慮され設計されています。
緊急事態が発生した場合、船舶用エレベーターは乗客や乗組員の安全な避難手段として機能することがあります。
いかがだったでしょうか。
エレベーターには数多くの種類があります。
それぞれエレベーターには、利用用途に合わせた特性やメリットがあります。
数ある種類や機能に迷うことがあるかもしれませんが、大前提として大切なのはユーザーが安心して使用できることです。
適切なエレベーターを選ぶ際には、利用環境や利用人数、機能要件、安全性などの要素を考慮することが重要だといえるでしょう。