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昇降機の豆知識

投稿日 2023/03/31
更新日 2024/02/05

エレベーターメンテナンス費用の価格相場とメンテナンス会社の違い【メーカー系・独立系】

エレベーターメンテナンス費用の価格相場とメンテナンス会社の違い

エレベーターのメンテナンスはどこに依頼していますか?

エレベーターのメンテナンス・保守会社には、大きく分けて「メーカー系」「独立系」の2種類が存在し、またメンテナンスの契約形態にも「FM契約」「POG契約」の2種類があります。
メンテナンス費用の削減や、保守の依頼を考えている場合は今一度メンテナンスに関する知識を確認した上で何が最適かを見直す必要性があります。

こちらの記事では、エレベーターメンテナンス契約の違いやメンテナンス会社の違いを解説していきます。
もし現在、エレベーターのメンテナンスを「メーカー系」に依頼しているなら、「独立系」に乗り換えることで、年間のメンテナンス費用を節約できる可能性もあるでしょう。

メンテナンスの重要性

エレベーターには建築基準法第8条において、
「建築物の所有者、管理者又は占有者は、その建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するように努めなければならない」と定められています。

つまり、誰もが安全に利用することができるように年に1回の法定点検を行い、自治体に届け出ることが義務付けられています。
さらに一般的には1ヵ月に1回、任意の定期点検も行っています。

エレベーターの耐用年数は25~30年と言われていますので、適切な点検や部品交換など定期的なメンテナンスを実施することにより、より長い期間エレベーターをご利用いただくことも可能となります。

メンテナンスの契約形態

「FM契約」と「POG契約」

エレベーターのメンテナンスに関する契約形態には、「FM契約(フルメンテナンス)」と「POG契約(パーツオイルグリス)」という2つの契約形態があります。

フルメンテナンス契約とPOG契約の主な違いは次の2つです。

  • 月額保守料金
  • 消耗品以外の部品・調整費用の有無

POG契約は、フルメンテナンス契約と比較すると部品代等が都度かかりますが、毎月の固定費を抑えることができます。
フルメンテナンス契約は、POG契約と比較すると急な故障時などの費用を契約料金内で対応できるため費用の管理が明確です。
基本的な保守点検や安全確認に関してはどちらの契約でも同様に行われます。

FM契約(フルメンテナンス)

FM契約とは「フルメンテナンス契約」の略称です。
フルメンテナンス契約はエレベーターのメンテナンスにおいて部品交換や修理の費用など全てが含まれる契約です。
そのため、保守料金は高めに設定されています。
修理が発生しても、保守点検のみであっても、保守料金に変動はありません。
(※ご契約内容によって、取替え・修理の範囲が違っていて、追加費用が発生する場合もあります、しっかりご契約内容をご確認下さい。)

フルメンテナンス契約のメリット

①追加料金がかからない

保守料金に全てが含まれているためエレベーターに故障が発生した場合でも、追加料金を支払うことなく修理できます。

②手間がかからない

部品交換や修理の際に必要な「見積」「契約」「支払」などの手間が省けます。

③必要予算が分かりやすい

保守料金が一定で、かつ部品交換や修理の際に特別な予算計上をする必要がないので、年間の費用がシンプルです。

POG契約(パーツオイルグリス)

POG契約とは「パーツオイルグリス契約」の略称です。
POG契約は、エレベーターの定期点検、清掃、部品調整、注油、メンテナンス及び消耗部品の交換費用が含まれます。
部品交換や修理の費用が含まれない契約の為、修繕が必要になった時の為に別途費用の積み立てが必要になります。

POG契約のメリット

①契約料金が安い

部品交換や修理の際の費用が含まれていない分、保守料金を安く抑えることができます。

②費用が明確

保守料金と部品交換・修理費用が別になっている為、費用の内訳が明確になります。

メンテナンスの費用相場

保守点検費用の相場

基本的にはメンテナンス契約形態や保守業者のタイプで保守費用の相場はおおよそ決まっています。
独立系のメンテナンス会社のほうがメーカー系の場合より費用が安い傾向にあります。

費用削減するには?

前述のように独立系の方がメーカー系よりもエレベーターの保守点検費用の相場が安いことが分かります。
つまり、現在のエレベーターの保守業者がメーカー系なら、独立系に変更することにより費用削減につながる可能性があります。

メンテナンス会社の違い

メンテナンス会社の違い

「メーカー系保守会社」とは、東芝、三菱、日立等のメーカー系列に属している保守点検業者です。
「独立系保守会社」とは、そういったメーカー系列には属せずにすべてのメーカーのエレベーターの保守点検を行っている業者です。

エレベーターのメンテナンスに関しては、万が一故障があれば人命に関わってくるため、保守点検作業において業者が手抜きをすることはありません。
ただし、相場から大きく外れた破格の料金体系を提案してくる独立系の業者には十分注意を払うべきでしょう。

メーカー系

エレベーターメーカーである下記5社の系列であるメンテナンス会社を総称してメーカー系と呼びます。

  • 株式会社東芝
  • 三菱電機株式会社
  • 株式会社日立製作所
  • 日本オーチス・エレベータ株式会社
  • フジテック株式会社

メーカー系保守会社の最大のメリットは、ネームバリューという大手の信用力と部品の調達が早いというところにあります。
その反面デメリットとしては、保守費用が高額になります。

エレベーターの運用にあたって定期的なメンテナンスは必要不可欠ですので、保守費用が高額というのは考慮すべき部分になります。

メリットデメリット
大手の信用力
部品調達力
保守料金が高額

独立系

メーカー系に属さないエレベーターメンテナンス会社を総称して独立系と呼びます。
独立系保守会社の最大のメリットは、保守費用が安い傾向にあること、そしてメーカーに関わらず保守対応可能な点です。

その反面デメリットとしては、本当に信頼できる業者選びが難しいところにあります。
またメーカーと異なり部品によっては調達に時間を要する場合があります。

メリットデメリット
保守料金が安い
メーカー問わず対応可能
信頼できる業者選びが難しい
部品によっては調達に時間を要する
知名度が低い

「メーカー系」から「独立系」へ保守会社を変更する際の注意点

独立系保守会社を選ぶ上で、保守料金が下がっても、本来の目的であるきちんとしたメンテナンスがされなければ意味がありません。
メーカー系から独立系へ変更する際に以下の点に注意して見ておきたいところです。

  • 故障時の対応
  • 地震などの災害時の対応
  • 部品調達のスピード
  • 技術力や実績
  • サービス内容

メリット

独立系保守会社に切り替えることによりメンテナンス費用を大幅に削減が可能です。

独立系保守会社はエレベーターのメンテナンスや保守点検を主業務にしていますので、メーカー系に必要な「開発」に掛かる人件費や「製造」等の費用が掛からない為コスト削減に繋がります。

デメリット

独立系保守会社の多くは、地場の中小企業であることが多く、メーカー系と比べると知名度が低くなります。
そのためメーカー系にあるような信用力は得られにくいでしょう。
もちろん独立系でも上場している大手業者ももあります。

また独立系保守会社の強みとして、メーカー問わずエレベーターの保守対応ができる部分があります。
その反面、あらゆるメーカーの部品を常備しておくことができない為、部品調達に時間を要する場合があります。

まとめ

エレベーターには法律によって必ず年に1回の法定点検が義務付けられています。
それ以外にも人命に関わる設備の為、安全に利用できるよう1か月毎の定期点検も求められます。

本記事では「フルメンテナンス契約」「POG契約」「メーカー系」「独立系」について解説いたしました。
何を重要視するかによってメンテナンスの契約方法は変わってくるでしょう。
ご自身の物件に合った、そしてご自身が納得できる保守点検を実施するようにしましょう。

また、弊社が運営しておりますメンテナンス・保守点検サイトでも情報を発信しておりますので、ご活用いただけますと幸いです。

エレベーターのメンテナンス 保守点検 アイニチ株式会社

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