アイニチ株式会社 リフト・エレベーター総合サイト

全国対応。お近くの営業所までお問い合わせください。

phone

お電話でのお問い合わせ

8:30~17:30(土・日・祝を除く)

全国対応。お近くの営業所までお問い合わせください。

営業時間 / 8:30~17:30

休業日 / 土日祝

大阪(本社)

06-6981-1661

大阪(本社)

仙台

千葉

埼玉

東京

神奈川

名古屋

岡山

福岡

昇降機の豆知識

投稿日 2023/03/23
更新日 2023/10/09

家庭用エレベーターの価格相場と設置に関する費用や注意点をまとめて解説!

ホームエレベーター

自宅に家庭用エレベーター(ホームエレベーター・小型エレベーター)があると、車椅子での移動が容易になり、重い荷物も楽に出し入れができるので、家族に高齢者がいる場合などには特に取り入れたい設備です。

ですが安易に家庭用エレベーターと言っても、お世辞にもあまりメジャーな設備とは言えません。
周りに家庭用エレベーターに詳しい方がいない限り、「どれくらい費用がかかるのか」「導入して後悔しないか」などいろんな不安要素がでてくると思います。

そこで本記事ではそのような疑問点にお応えするべく、家庭用エレベーターの価格相場や設置に関する費用・注意点について解説していきます。

導入を検討されている方へ少しでも参考になれればと思います。

家庭用エレベーターの初期費用

家庭用エレベーター(ホームエレベーター・小型エレベーター)を導入するにあたって必要な初期費用は、基本的に次の3つの費用が発生します。

  • 本体価格
  • 設置工事費用
  • 建築確認申請費用

もちろん状況に応じて価格は変動することがありますが、どれくらいかかるものなのかを理解していただく為にそれぞれの相場を参考価格でご紹介いたします。

本体価格

参考価格:250万円~700万円

家庭用エレベーターの本体価格です。
こちらの本体価格が初期費用の大部分を占めています。
価格帯に振れ幅があるのは、設置状況の条件によって価格が変動するためです。
価格が変動する要素に関しては後述いたします。

設置工事費用

参考価格:40万円~50万円

家庭用エレベーターを設置(据付)するための工事費用です。
メーカーが公表している本体価格には設置工事費用が含まれている場合もあります。

建築確認申請費用

参考価格:10万円~15万円

家庭用エレベーターを設置する際に、建築基準法により「建築確認申請」が義務付けられています。
設置にあたり増築をする場合は、増築部分が10㎡を超える場合や建物が防火地域にある場合は、「建物自体の確認申請」も必要となります。
申請する都道府県や管轄の特定行政庁等によって費用は異なってきますので、行政へ確認が必要です。
※建築物の種類や管轄の行政によっては不要になる場合があります。

価格が変動する要素

家庭用エレベーターの本体価格が変動する要素です。
比較的安い価格の家庭用エレベーターを希望しても、家の構造や条件によっては選べないことがあります。
それぞれ詳しく比較してみていきます。

サイズ

家庭用エレベーターのサイズによって価格が変動します。
小さな住宅用の小型エレベーターから、車イスの乗り入れも可能な大型エレベーターまであり、もちろんサイズが大きいほど価格も高くなります。

駆動方式

家庭用エレベーターに採用されている駆動方式によって価格が変動します。
駆動方式には「油圧式」と「ロープ式」の2種類があります。

どちらの駆動方式でも乗り心地などに大差はありません。
油圧式の方が安いですがオイル交換費用が5年ごとに発生します。
そのため現在の主流はロープ式がよく見受けられます。

家の構造

家庭用エレベーターを設置する家が「木造」か「鉄骨造・RC造」かで価格が変動します。
「鉄骨造・RC造」よりも、「木造」のほうが本体価格が高くなります。
ただし家庭用エレベーターに合わせて家の構造を変更する事はまずない為こちらの価格差に関しては受け入れざるを得ません。

設置する家の階層

家庭用エレベーターの停止箇所の数によって価格が変動します。
家の階層やエレベーターの停止箇所が多いほど本体価格は高くなります。
例えば3階建てで「全ての階に停止する」と「1階と2階だけ停止する」では後者の方が価格が安くなります。

追加オプション

家庭用エレベーターに追加するオプションによって価格が変動します。
メーカーや商品によっては標準装備されている場合もありますので詳細を確認しながら、必要な分だけを選ぶ事が大切です。

オプション例 ※オプション単体では販売不可

  • 換気扇:約3.5万円
  • ヨコ型手すり:約1.5万円
  • 車イスガード:約5.5万円
  • ルームミラー:約6.5万円
  • 二方向出入口:約45万円
  • 音声アナウンス:約11万円
  • 地震管制運転装置:約17万円
  • 火災管制運転装置:約11万円

※弊社ではオプションのみの取付、販売は行っておりません。

家庭用エレベーターのランニングコスト

家庭用エレベーター(ホームエレベーター・小型エレベーター)を導入する際は、設置後にも発生する維持費についても確認をしておきましょう。
家庭用エレベーターを運用するには以下のランニングコストが発生します。

  • 電気代
  • オイル交換代
  • メンテナンス費用
  • 固定資産税

電気代

参考価格:約500円~900円程度 / 月

ほとんどの方が一番気になる部分ではないでしょうか。
家庭用エレベーターは電気で稼働しているので電気代がかかります。

家庭用エレベーターで1日10往復した場合の1ヶ月の電気代は約500円~900円程度で、年に1万円前後必要となる計算です。
もちろん使う頻度や製品のサイズなどによって異なります。
また家庭用エレベーターを設置する際にアンペアを上げる場合は、電気基本料も上がるので注意が必要です。

オイル交換代

参考価格:約5万円程度 / 5年毎 ※油圧式のみ

家庭用エレベーターの駆動方式には「油圧式」と「ロープ式」の2種類があります。
「油圧式」の場合は、5年ごとにオイル交換代が約5万円程度かかります。

メンテナンス費用

参考価格:約5万円~9万円程度 ※機種仕様による

家庭用エレベーターは建築基準法に基づき年一回の定期検査・定期報告は除外されており必要はありませんが、維持管理の義務があり安心安全にご利用頂く為にも、定期保守契約をおすすめします。
保守契約を進める際には契約内容にどこまでの作業が含まれるか、例えば、部品や消耗品の交換費用や作業料金などが含まれているかを事前に確認しておくことが大切です。

固定資産税

参考価格:約2万円程度 / 1年

土地や建物といった不動産を所有している人に課される固定資産税ですが、家庭用エレベーターはその固定資産税に該当します。
年間で約2万円程度と言われていますが、設置価格によっては異なる場合があります。

導入する前に注意すべきポイント

家庭用エレベーター(ホームエレベーター・小型エレベーター)を導入するにあたって、後々「当時は思いもよらなかった」と後悔しないよう注意すべきポイントをまとめました。

確認申請

家庭用エレベーターの設置には、建築基準法により事前に「建築確認申請」が義務付けられています。  ※建築物の種類や管轄の特定行政庁等によっては不要になる場合があります。
建築基準法に適合した建物・設備であるかどうかを役所や検査機関がチェックするもので、これには申請費用が発生します。

建物の固定資産税が上がる

固定資産税は、土地や建物といった不動産を所有している人に課されるものです。
家庭用エレベーターを設置すると建物の資産価値が上がるため、固定資産税が高くなる可能性があります。

ランニングコストが高い

家庭用エレベーターを設置するだけでも約300万円~750万円かかり、導入後も毎年ランニングコストとして約7万円~10万円程度が必要になります。

また家庭用エレベーターの耐用年数は約20年~30年と言われており、それを経過すると新しいエレベーターの設置と古いエレベーターの撤去も考える必要があります。
それらに耐えうる予算を計画的に確保しておく必要があります。

騒音問題

家庭用エレベーターの後悔したポイントでよく見受けられるのがが騒音問題です。
もちろん機械ですので、稼働音や扉の開け閉め時に音が発生します。

寝室の近くに家庭用エレベーターを設置してしまい、稼働音が気になって寝られないなどのトラブルが発生します。
その為家庭用エレベーターを設置するときは、周囲の間取りには十分に注意が必要です。

リフォーム時はさらに高額

既存の建物をリフォームして家庭用エレベーターを増設する場合には、補強工事などが必要になるケースがあり別途工事費用が発生します。

また室内にエレベーター用のスペースがなく屋外に設置する、といった場合にも別途工事費用が発生します。
それぞれ約150万~300万など決して安い金額ではない費用が発生する場合があります。

まとめ

こちらの記事では家庭用エレベーターの価格相場と設置費用や注意点についてご紹介しました。

家庭用エレベーターを設置するには、本体価格と工事費用で約300万円~750万円程度発生し、さらにランニングコストが毎年約7~10万円程度、また耐用年数が過ぎる頃には新しくエレベーターの取り替え工事が必要となります。

また場合によっては、
「介護保険のバリアフリー工事助成金」
「障害者手帳による補助金」
「地方自治体による補助金制度や減税制度」

などの制度を活用すればお得に設置できる場合もあります。
※弊社では補助金・助成金関係はお答えできません。
 最寄りの自治体へ、まずはお問合せください。

  • 高いお金支払って失敗したくない
  • 生活しづらい間取りになったら困る

など、家庭用エレベーター(ホームエレベーター・小型エレベーター)に興味はあるけど不安がついて回る・・・
といった方はぜひお気軽にアイニチ株式会社までご相談ください。

関連記事

当サイトの運営会社

昭和29年創業以来、アイニチ株式会社は、産業機械を扱っており、主に工場・倉庫・住宅用昇降設備をメインとしています。

簡易リフト、荷物用エレベーター、小荷物専用昇降機(ダムウェーター)、いす式階段昇降機、ホームエレベーター等の新設・リニューアル・メンテナンスをご検討中の方はお気軽にご相談ください。

昇降機の専門スタッフがお客様をサポート致します。

お電話でのお問い合わせ

全国対応。お近くの営業所までお問い合わせください。

営業時間 / 8:30~17:30

休業日 / 土日祝

大阪(本社)

仙台

千葉

埼玉

東京

神奈川

名古屋

岡山

福岡