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大阪(本社)
昇降機の豆知識
マンションやビルで毎日利用するエレベーター。
実は、電気代が想像以上に高額なことをご存知ですか?
「えっ、まさかウチのエレベーターも…?」
もしそうだとしたら、毎月数万円、年間数十万円もの電気代を払い続けている可能性があります。
「節約したいけど、何から始めればいいの?」
そんなあなたのために、この記事ではエレベーターの電気代について徹底解説します。
目次
エレベーターは、高層ビルや商業施設など、人々の生活に欠かせない存在です。
しかし、その利便性の裏には、意外と知られていない電気代という問題があります。
エレベーターの電気代は、エレベーターの種類によって異なります。
まずは、エレベーターの種類について見ていきましょう。
エレベーターには、主に以下の4種類があります。
ロープ式エレベーターは、日本で最もポピュラーなエレベーターで、ワイヤーロープを使ってかごを昇降させる方式です。
省エネ性や静音性に優れ、様々な建物のニーズに対応できる点が魅力です。
かごに結んだロープを巻胴(ドラム)で巻き取ることで昇降させる方式です。
釣り合いおもりを使用しないため、構造がシンプルで、省スペースや小規模な建物に適しています。
油圧式エレベーターは、電動ポンプで油圧を制御し、その圧力でかごを昇降させる方式です。
構造がシンプルで設置スペースが少なく済むため、主に中低層階の建物で採用されています。
油圧式エレベーターは、駆動方式によって3種類に分類されます。
油圧ジャッキが直接かごに接続されており、油圧ジャッキの動きでかごを上下に動かします。
積載量が多く、重量物の運搬に適していることが特徴です。
油圧ジャッキが滑車を動かし、滑車にロープや鎖を介して間接的にかごを昇降させます。
直接式に比べて構造が複雑になりますが、省スペース化や静音化を実現することができます。
油圧ジャッキでアームを動かし、アームの先端に設置されたかごを昇降させます。
マジックハンドのような動きで昇降するため、曲線的な経路での設置にも対応できます。
リニアモーター式エレベーターは、回転運動を直線運動に変換するリニアモーターを利用してかごを昇降させる、次世代型のエレベーターです。
従来のロープ式や油圧式エレベーターとは異なり、機械室や巻上機が不要なため、省スペース化と設置場所の自由度が格段に向上します。
さらに次世代のリニアモーター式エレベーターとして、釣合おもりに内蔵されている一次側を、かごに内蔵する研究が進められています。
従来の方式では、かごは昇降路内の二次側に沿って移動していましたが、この研究が実現すれば、かご自体が一次側として移動することになります。
これにより、ロープが不要になり、水平・垂直・カーブなどのかごの3次元移動が可能になるだけでなく、エレベーターの概念に大きな変化をもたらすことが期待されています。
水圧を使ってかごを上下に移動させるタイプのエレベーターです。
水圧式エレベーターは、作動液として水を使用するため、油圧式エレベーター特有の油臭や引火・燃焼の心配がありません。
また、油圧式エレベーターで使用される油が消防法で定める危険物に該当するため、機械室に防火設備の設置が必要となります。
一方、水圧式エレベーターは水を使用するため、消防法で定める危険物に該当せず、機械室や消防設備の設置が不要というメリットがあります。
エレベーターの電気代は、種類や設置場所によって大きく異なります。
一般家庭に設置される小型のエレベーター(ホームエレベーター・小型エレベーター)です。
参考価格:約500円~900円程度 / 月
電気代は、使用頻度や製品のタイプによって異なりますが、1日10往復程度使用した場合の1か月の電気代は約500円~900円となり、年間では約1万円前後が目安となります。
また、家庭用エレベーターを設置する際には、アンペア数の変更が必要になる場合があります。
アンペア数を上げると電気基本料も上がるため、事前に電力会社に確認しておきましょう。
マンションによく設置されている6~9人乗りエレベーターの電気代の目安です。
参考価格:約2万円~6万円程度 / 月
電気代は、年間約24万円~72万円程度が目安です。
建物の高さや使用頻度によって電気代は大きく変動するため、一概には言えません。
オフィスビルや商業施設などに設置されている15人乗りの大型エレベーターです。
参考価格:約10万円~20万円程度 / 月
電気代は、年間120万円~240万円程度が目安です。
使用頻度が非常に高いため、電気代は高くなります。
エレベーターの電気代の目安が分かったところで、ここからはエレベーターの電気代を節約するための3つの賢い対策をご紹介します。
エレベーターの電気代を節約する最も効果的な方法は、省エネ性能の高いエレベーターを導入することです。
従来のロープ式や油圧式に比べて、リニアモーター式や水圧式は省エネ性能が格段に向上しています。
初期費用は高くなりますが、長期的な視点で考えると、電気代を節約することで十分に回収することができます。
電気代は、契約している電力会社によって大きく異なります。
電力会社によっては、時間帯によって電気料金が異なるプランや、省エネに特化したプランなどを提供しています。
エレベーターの電気代を節約したい場合は、契約している電力会社を見直し、よりお得なプランに切り替えることを検討しましょう。
乗り換えキャンペーンなどを実施している電力会社もありますので、積極的に情報収集することをおすすめします。
エレベーターの待機場所を変えるだけで、電気代を節約できるという、意外と知られていない事実があります。
エレベーターは、利用者がいない間も、最上階や最下階など、決まった場所で待機しています。
しかし、この待機場所を変更することで、エレベーターの移動距離を短縮し、電気代を節約することができるんです。
実際に、8階建てマンションに設置されている2基のエレベーターで、待機場所を1階と8階から1階と4階に変更したところ、なんと10%もの省エネ効果が得られたという事例があります。
これは、最上階を利用する人が限られているため、エレベーターが4階で待機することで、無駄な移動を減らすことができたと考えられます。
本記事では、エレベーターの種類、電気代の目安、そして電気代を節約する方法について詳しく解説しました。
エレベーターは種類によって様々な仕組みや特徴を持っています。
建物の高さや使用頻度、設置スペース、予算、環境への配慮などを総合的に考慮し、最適なタイプのエレベーターを選ぶことが重要です。
また、電気代を抑えながら快適なエレベーターを利用するためには、省エネ性能の高いエレベーターの導入、電力会社の変更、待機場所の変更などが有効です。
少しでもエレベーターの電気代を節約したいという方は、今回ご紹介した内容を参考に一度試してみてはいかがでしょうか。