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大阪(本社)
昇降機の豆知識
最近、設置されたエレベーターには、必ずといっていいほど、かごの中に”鏡”がついています。
では、皆さんは「なぜ、エレベーターに鏡がついているのか」正確に答えることができますか?
「身だしなみを整えるため」「防犯のため」「空間を広く見せるため」など、色々な答えが出てくると思いますが、実は、車いすのお客様のために付いています。
目次
多くのエレベーター内は、車いすが回転できるほど広くありません。
そのため、エレベーターから後ろ向きで降りなければならないとき、「扉が開いているのか開いていないのか」「人がいるのかいないのか」確認することが困難です。
鏡で後方を容易に確認することで、安心して乗り降りができるようになります。
「エレベーターに鏡を付けること」に関しては、地方公共団体が条例によって定めています。
ここでは、大阪府の「大阪府福祉のまちづくり条例」を見ていきます。※条例は、地方公共団体によって異なります。
「大阪府福祉のまちづくり条例の第3章(第 10 条~第 30 条)」は、バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)に基づいて、定められた条例です。
■特別特定建築物及び建築物移動等円滑化基準(第 10 条~第 30 条)
バリアフリー法第 14 条第 3 項(条例への委任事項)に基づいて、福祉のまちづくり条例第 3
章(第 10 条~第 30 条)を定めている。
出典:大阪府福祉のまちづくり条例
「エレベーターに鏡を付けること」に関しては、次のように記載されています。
10-5-2.移動等円滑化経路を構成するエレベーター2
かご内に、車いす使用者が乗降する際にかご及び昇降路の出入口を確認するための鏡を設けること。ただし、かごの出入口が複数あるエレベーターであって、車いす使用者が円滑に乗降できる構造のもの(開閉するかごの出入口を音声により知らせる設備が設けられているものに限る。)については、この限りでない。
出典:大阪府福祉のまちづくり条例
※適合が必要な建築物は、用途・規模に応じて異なります。詳細については、各地方公共団体にご確認ください。