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大阪(本社)
昇降機の豆知識
エレベーターの運行方法のひとつに「スカイロビー方式」というものがあります。
この方式は、主に高層建築物で採用されており、あべのハルカス、グランフロント大阪、中之島フェスティバルタワーに設置されているエレベーターも「スカイロビー方式」で運行されています。
スカイロビー方式は、利用者が「地上」から「ある階(スカイロビー)」にシャトルエレベーターで移動してから、そこから、別のエレベーターに乗り換えて、「目的の階」に移動する方法です。
シャトルエレベーターとは
シャトルエレベーターとは、特定の階に直通しているエレベーターをいいます。例えば、1階と10階の間をノンストップで往復します。
エレベーターにスカイロビー方式を採用する理由は、「少ない面積で輸送能力を確保するため」と「利用者が快適に高層階にたどり着くため」です。
通常、ビルやマンションは、高層化すればするほど、エレベーターの輸送能力を確保するために、設置台数を増やす必要があります。
しかし、エレベーターの設置台数が多くなればばるほど、”設置面積”も増えてしまい、商業施設であれば「売場面積」が減ってしまうデメリットがあります。
また、ビルが高層化するほど、利用者は高層階にたどり着くのに時間がかかってしまいます。
例えば、あなたが1階から35階のオフィスに移動するときを考えてください。
もし、普通のエレベーターだと混雑時は、1階、2階、3階、4階、5階、6階・・・と最大34回も停止してしまいます。
一方、スカイロビー方式であれば、1階から30階の”スカイロビー”にシャトルエレベーターで移動してから、普通のエレベーターに乗り換えて、”35階”に移動すれば、最大6回の停止で目的の階に到着。移動時間を大幅な短縮が可能です。
スカイロビー方式の歴史
エレベーターのスカイロビー方式を最初に採用したのは、1969年に竣工された地上約344m(100階建)アメリカ合衆国シカゴ州の”ジョン・ハンコック・センター”とされています。